「…ばばあ…!!てめー、ざけんのもいい加減にしろよ!?散々兄貴にやらせるから俺はどうでもいいみてーに言ってたんだ、今さら自分勝手な行動なんかさせねーかんな。」


楠見と楠見のお母様の声はとにかくデカくて、あたしたちにまで聞こえた。


『あら、あなたはお兄様より頭もよろしくなくて、言葉も汚くて…そんな方がお父様と私が創り上げてきたものを継げるというのかしら?」


「ああ?!じゃあ、馬鹿でガサツな俺に頼むんじゃねえよ…!!」


楠見海斗は携帯を壁の投げつけた。
あ~あ~あ~


「ちょっと、楠見…!!」