「生徒のことになると、自分を犠牲にしてまで頑張る高橋先生を好きになりました」 「…」 「だから、早く行かないと」 今度は、泰葉が先生の腕をひっぱり、ドアに向かう。 「自分を犠牲…」 泰葉がドアノブに手をかけようとしたときー… 「泰葉」 苗字ではなく、名前を呼ばれ振り返るとー… チュ 「!」 触れるだけのキスが降ってきた。