繋がる糸



『ねぇ?聞いてる?』

何も発さない私を
覗きこむようにして
聞いてきたが、
まだ状況の理解すら
できていない私は
ポカーンと彼の顔を
見ているだけだった。



『ねぇー?!大丈夫?


はぁあーっ、、、

ここ危ないよッ?

だから、避難した方が...いいよ?!


あっ、
死にたいなら
別にいいけど...。」