「百季・・・。待って・・・。」
修は辛そうな顔をしていた。必死で追いかけて来てくれたんだろう。少し嬉しかった。
「なぁ、アイツと昔何があった?」
「・・・。」
「教えて、百季。」
「言えない・・・。」
「なんで?俺に知られちゃまずいわけ?」
「・・・。」
「なんとか言えよ。百季!」
「嫌なの!・・・あたしの過去を修が知ったら、嫌われちゃうんじゃないかって。だから言えないッ!!」
あたしはまた走って家に帰った。


あたしは家に着くと部屋で大声を出して泣いた。優雅たちはあたしに気を使って何も触れずにいてくれた。


次の日、あたしは学校を休んだ。今は誰の顔も見たくない・・・。夜になってあたしは目を覚ました。いつの間にか寝ていたんだ。携帯のディスプレイを見ると修、桂太郎、祐介から沢山のメールや電話が来ていた。メールの受信を見てみると修から長文メールが来ていた。