//////////////////あたしには大好きな・・・今までの中で一番幸せだった時間があった。中学2年の秋。あたしに告白してきた男の子がいた。名前は{滝川龍之介(たきがわりゅうのすけ)}。学年の中ではファンという子がいるほど人気があって、先輩の女子からも声をかけられるほどのイケメンだった。そんな龍之介とは同じクラスで隣の席になり、たまに話すぐらいの仲になった。龍之介は優しくていつも輝いてる。そんな龍之介にあたしは放課後、屋上に呼び出されたんだ。あたしは何事かと少し疑問だったけど、とりあえず行った。

「急に呼び出してごめんな?」
「大丈夫。どうせ今日、部活なかったし。・・・で、何?」
あたしは龍之介の顔を微笑みながら見る。その瞬間、龍之介は顔を赤くして言った。
「あの・・・。俺、相沢の事・・・好きだ・・・。だから、相沢が良ければ・・・その・・・、付き合ってくんないかな?」
いきなりの直球に戸惑うあたし。でも、答えは決まってた。
「あたしで良かったら・・・、お願いします。」
あたしは気になってたんだ。そしてあたしたちは恋人になった。しばらくの間は幸せの絶頂で気分も舞い上がってた。

しかし・・・。
季節は中学3年に上がった春。あたしの周りでは・・・事件が起こった。思い出したくない・・・。あの頃の・・・地獄の日々を・・・。そして・・・、龍之介に裏切られた・・・あの思い出を・・・。

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