「修。おっはー!・・・あれ?二人一緒に来たんか?」
大阪弁で少し小柄な子が疑うようにこちらを見てくる。あたしは目を合わせないように俯いて会話を聞いていた。
「なわけねーだろ。こんな小学生みてーな奴と誰が来るかっ。」

しょ・・・小学生って・・・。あれ?・・・あたし幼稚園児から歳上がってるじゃん!
やったぁ!・・・・・・って、喜んでどうすんのよ、あたし。

あたしは自分で苦笑して思わずニヤついてしまった。
「修ちゃん、おはよー♪・・・意外と二人、お似合いねぇ。」
オネェ系の人の言葉を聞いてあたしは急いで席に着いた。すると大阪弁の子が近づいてきた。
「そーいえば名前、言っとってなかぁたな?・・・俺、星桂太郎(ほしけいたろう)。名前だけで呼んでくれれば十分や。」
桂太郎は童顔な顔をキラキラさせて言ってきた。すると、さっきのオネェ系の人も近づいてきた。
「百季ちゃん♪俺の名前は井上祐介(いのうえゆうすけ)って言うの。[祐介♪]って呼んでねぇ~。」
祐介はあたしの腕をブンブン振りながら言ってきた。
「えっと・・・。桂太郎君と・・・祐介・・・で。」
「祐介って呼んでくれたわぁ♪」
バシッ・・・
痛そうな音が鳴り響いた。そして祐介は顔を歪めた。
「痛っ・・・。修ちゃんの意地悪ぅ~。」
「俺らのイメージ悪くなるから止めろ。それに・・・可哀想だろ・・・。」
「あれれ?修は女に興味なかったのに百季ちゃんの心配してるで~?」
「余計なこと・・・言うな・・・///」
修は顔を赤らめてモジモジしてる。なんだか・・・可愛いと思ってしまった。

でも、なんだか・・・居ずらいな・・・。テンションというか、ノリについていけないよ・・・。