だって、そんな風にされたら、言わなきゃって思っちゃうじゃない!


「……れんの、言ってることは……正しいよ」


そう。


私は、嘘つきだ。


この学園の名前にあるように、魔歌というものがある。


簡単に言えば、魔法の歌。


それで、人を癒すことが出来る。


でも、殺すこともできるんだよ……。


私にはそれが出来る。


他にも、出来る人が、学園の中にいる。


でも、この歌で、最悪なことをしてしまってから、使わなくなった……。