もうすぐ、図書館につく。


幸せな時間はもう、お終い。


「お嬢様、ホントに図書館まででいいの?」


れんが私の顔を覗きこみながら言う。


「うん。いいよ、ここまでで。ありがとう。見直したよれん」


「最後にキスしていい?」


れんの顔が迫る。


「特別に、許可してあげる///」


れんはニッコリ笑って、私の唇に唇をかさねた。


口の中に入ってくる舌。


私はそれに、満足感をおぼえていた。


もし、好きな人が選べたなら、私はれんがいい。