れんの嬉しそうな声。


「私は嫌なんですけど」


「ねぇ? キスしていい」


いきなり聞くな!


「嫌! ダメ!」


私はそういった。


なのに、れんは私の隣に座り、顔を近づけてくる。


「お嬢様。もう、俺を押し返す気力、残ってないでしょ?」


な、なんでわかるの?


やっぱり、エスパーなの?


「やっぱり、そうなんだ。じゃあ、俺の好きなようにできるね」


なにするの?