「見て! 似合う?」 私は食堂に向かいながら、言う。 「とっても、お似合いですよ」 遼が微笑みながら言う。 「似合ってるよ、かな」 れんがニッコリ笑いながら言う。 「二人とも、ありがとう!」 嬉しい! でも……。 この服を来れるのは今日で最後かな? 最初で最初。 せっかく、れんが選んでくれた服なのに……。 私はガッカリしながら、食堂へ向かった。