「おはよう、かな」


「……ん……おはよ、れん……」


「眠そうだね、俺が起こしてあげる」


そう言って、私の顔に迫るれんの顔。


そして、唇が重なった。


「……ん……」


これで、一気に目が覚めた。


トントンッ!


「お嬢様、いいですか?」


「いいよ、遼」


ガチャッ!


扉が開く。


「おはようございます。朝食の準備が整いました」