「かなちゃん、れん君が好きだったのね!」


「なに言っちゃってるんですか、ひばり先輩! そんな訳ないじゃないですか!」


ひばり先輩の目から、星くずが見える。


何故、そんなに嬉しそう?


もう、訳わかんない!


「私はもう帰りますから、また明日。遅刻しないでくださいね。あと、集合場所はここではなく、図書館ですから」


私はそれだけ言い残して、生徒会室を出た。


明日は土曜。


学校は休み。


だから、遊びに行く。


でも、たぶん遅刻してくるんだろうな~。


私はそんな事を思いながら、来たくした。