次の日。 私は屋敷に戻って、急いで準備をした。 今日も、あの時と一緒で図書館で待ち合わせ。 凄く、楽しみ! トントンッ! 扉を叩く音がした。 「遼、開けてあげて」 「かしこまりました」 そして、遼が部屋を開ける。 そこに立っていたのは、お父様だった。 「かな。今まですまなかった」 「いいんです。あまり、気にしてませんから」 ちょっぴり、嘘をついた。