「どうも、初めまして」


私は頭を下げた。


「でも、今日はもう帰ってください。今からお説教の時間ですから」


私がそう言うと、素直に出ていった。


「かなちゃん、お説教だなんて、嘘よね?」


「いつも、言わせないでください。本当です」


ちなみに、女好きはまだ言い合い中。


「あなた達、いい加減にしなさいよ!」


私はれんとけい先輩の前に立って怒鳴った。


「お嬢様は、黙ってて」


「元はと言えば、かながれんとキスしちゃったのがいけないんだ!」


それを聞いたひばり先輩が目を輝かせている。