5月26日土曜日。

私の誕生日であるこの日。


只今の時刻は‥

16時05分



はぅわっ!!



寝過ぎでしょ私ーっ!!



あれから、優花と柚子の間に戻って転がった私。


頭の中は相変わらずぐるぐるしてたけど、すぐに眠りに落ちたらしい。


そして、

おめめスッキリ爽快に起き上がったら2人が居ない。


携帯の時計を見ると‥



うぅ‥。



せっかくみんなが居る誕生日なのに、もったいない‥



私はバーンと部屋を出て、ドタドタと階段を駆け降りる。



弓なりの階段の途中から下のリビングを見る。



7人は、ガラステーブルを囲んで何やら話しているようだったけど‥


ばっ!っと顔を一斉にこっちに向けて、驚いた様子で私を見ている。






ーーーーーー‥






「「あははははっはひは」」



海斗と颯斗は、お互いに顔を見合わせるなり爆笑を始めた。



え?なに?



怪訝な目を向けるしかない私に、拓弥さんが近づいてきて



「魅ちゃん、寝ぐせつき過ぎ」



と、柔らかく私の頭を撫でた。



「魅かっわいー」



と抱きつくコウくんの笑顔は、寝起きには眩しいです‥



同じく、



「みぃちゃぁんっ」



って抱きついてきた柚子は、



「やったげるから待ってて」



と、櫛を取りに行ったらしい。



「あっ、可愛いシュシュがあんだわ!」



とニコニコしながら柚子に付いてく優花は、化粧もバッチリでいつも通り美しい 。



「お前、それ部屋着だろうよ?着替えて来い。出かけんぞ」



そう言ったのは、蒼さん。

あ、ダジャレじゃないからね?ふふっ




ん?

出かけるの?


みんなで?



「「あっ!!」」



って声を揃えて戻ってきた、美女2人は私の両腕を掴んで、ずるずると部屋まで引きずって行った。




‥みんな?




私の意志は?




「「どんくらい~?」」


と声を合わせて尋ねる双子に


「「30分~♪」」


と元気に答える美女たち。




ーーーーーえ?


何が‥?