私の部屋で、おっきなふかふかのベッドに3人で転がりながら。
空が完全に明るくなるまで、女の子だけのお話をした。
柚子は、優花からの電話を自宅で受けて、お父様のパーティーをすっぽかして来てくれたんだって。
えへへちょっと嬉しい。
すっぽかし仲間っ!
えと、
心配かけて
迷惑かけて
ごめんね‥?
そして
ありがとう‥
ありがとうーー‥
ーーーーーー‥
綺麗な顔で眠っている2人。
私はもう1度
「ありがとう」
と呟きながら、それぞれ左右対称で眠っている
2人に笑いかけた。
私は‥なんだか寝付けないでいたの。
さっき寝たからってのもある。
いろんなことがたくさんありすぎたってのも、ある。
こんなに盛大に誕生日をお祝いしてくれたから、興奮してるってのも‥ある。
それに‥
蒼さんが‥
ううん。
蒼さんと、あんなキスをしたから‥っていうのも、ある‥かも。
おそらく、
16歳になって
初めての‥キス。
でもーー‥
海斗の、あの瞳が気になる‥かな。
悲しげな‥瞳。
だったと思う。
どうして‥?
心配‥かけ過ぎちゃったかな?
海斗はああ見えて、意外と優しいもんね?
ーーーーーー‥
私は、無意識に海斗の部屋の前まで来ていた。
私の部屋を出て左。
リビングの右の階段の真ん前の、1番端っこの部屋‥
思い切ってノックをしようと、手をグーにした瞬間ーー‥
カチャ‥
ちょうど出てきた海斗と、目が合ったーー‥

