片翼の天使

その後、家の中が爆笑の嵐となったのは言うまでもなく。



「ぶわははひーははははははははー‥」

「笑いすぎだ颯斗!海斗もバレてんだからな」

「くっくっく‥バレた?」

「いやいやいや、笑うなってのが無理だしーーっ!!ーー‥っ、だぁっはははははーっ」

「‥まじで殴るぞ?コウ」

「くくくくー‥っ」

「ー‥っタクまで」

「なぁんで蒼先輩には言ってないんですかぁ~」

「あ、あれじゃない?最初にみぃを迎えに来た時」

「あっ、そっか。あん時に知ったって拓弥先輩は言ってたから‥」

「「蒼先輩はいなかった!!!」」



顔を見合わせて笑う優花と柚子。



その後ろで、6人はまだひーひー言いながら笑ってる。


ん~‥私としては複雑なんですけど。



「はぁー‥」



大きなため息を吐き出したその人は、私の頭をぐりぐりし始めた。



「なんでそんな大事なこと早く言わねえわけ?」



悪態をつきながらも、目尻が下がってる。



「ははっ♪と、とりあえず、魅ちゃんにもいっかいみんなで‥ね?

ーー‥せーのっ」




『誕生日、おめでとう!!』




えへへ。



「ありがとう!」





ーーーーーーーー‥






その後

コウくんが作った、すんごく美味しいケーキをみんなで食べて、

海斗と颯斗が作った遅い夕食‥?を完食し、

なぜか拓弥さんが持っていたゲームの数々をこなしていく。


途中から、拓弥さんと優花が将棋を真剣に始めてた。


コウくんと柚子は、唸りながら五目並べをしている。



みんな‥渋いよ?



あとの私を含めた4人は、テレビでレーシングゲームをしている。


んと、私は天才だと思う!



ふと‥

海斗と目があった。


なんとなくだけど、元気がないような‥、

悲しげな瞳をしてたと思う。




ーーーーーー‥





空が白み始め、

猫の爪みたいな下弦の月が見えなくなった頃、



みんなは各々の部屋へ戻り、床についた。

優花と柚子は、私の部屋。


ちっちゃい柚子と細身の優花だから、このベッドなら楽勝じゃっ。