片翼の天使

ワタシのアタマがおかしくなったのかと思い、頭にゲンコツを入れてみる。


いったぃ!!

たんこぶ忘れてたー。







ーーーーーー‥






ちょっとした沈黙。




キレーな顔だなぁ。

お肌すべすべしそう‥



そんなこと、考えてた。





ーーーー‥






「ぷっ‥あははははははははひははは‥
も‥ダメだぁあははははははははひはははーー」




は?




「あー‥俺等は双子だ」



お?


おぉ?



「あひーひー‥あんた顔に出過ぎ。まじウケるし。あー久しぶりに腹いてー」




おっ!顔に出てた?


ってか、そんな笑わなくても良いのになぁ。



「んで?あんた誰?」



右の笑ってない方が聞いてきた。


キレーな顔が柔らかく笑うから、鼻血が出るんじゃないかと思ったのです。



「聞こえてる?あんた喋れる?名前は?」



おぉ。そーいえば一言も声を発してないかも。



「人に名前聞くときはまず自分たちが先でしょう?」



ツインズは目をパチクリして私を見ていた。


なんか変な事‥言ったかな?