「んんー‥」



ドンドンと蒼の胸を叩くけど、離してもらえるどころか、

頭を押さえられて更に動けない。




「息の仕方くらい、実戦で覚えろ」



「ぷはぁ‥そんなの無理ーー‥んっ」








ーーーーーーーー‥







イジワルで

優しくて

綺麗で

意外と変態な蒼。




そんな彼が

もうひとつの



私の片翼。








あ、ねぇ。


あのお母さんの歌。




意味がわかったかも。










  愛する人へ




  片翼の天使よ






  唄って‥










ーーーー‥おわり。