‥‥ーー~~~~♪
不幸を運ぶ
真っ黒な猫は
真っ白な翼を求めた
~~~~~~~~♪
けして
けして
求めてはいけない物だと思ってた。
ーーーー♪‥~~♪
その昔
黒い猫にとっての
両の翼は
お母さんだった。
ーー‥ーーーー♪♪
でも、今はーー‥
ーーーー‥っ♪……
シーーーーーーン‥
『わぁーーっ!!』
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチーーー‥
大聖堂が壊れる‥
みんな立ち上がって手を叩いてくれてる。
なんかよく聞こえないけど、言葉もかけてくれてる。
「みぃ~♪」
凛々しい姿が台無しなくらいニッコニコしながら抱きついてきた優花。
「み゙ぃ゙ぢゃぁん」
さっき美しく舞っていたのは本当にこの子か?ってくらいに鼻水と涙が流れてる 柚子。
「み゙い゙る゙~」
こちらも綺麗な顔が台無しなコウくん。
「やっぱすげぇや魅の歌は♪」
「僕、かんどー」
なぜか、海斗や颯斗まで舞台へ出てきた。
「魅ちゃん、頑張ったね」
拓弥さんまで舞台に出てきて、もうなんだか
すっちゃかめっちゃかぐちゃぐちゃになった舞台上。
司会進行役の副会長が、困った声をマイクに乗せてるのが微かに聞こえる。
ふふふ♪
ーーーーーーーー‥
この、ぐちゃぐちゃになってる仲間。
優花
柚子
拓弥さん
海斗
颯斗
コウくん
私の、片翼♪
そしてーー‥
ーーーーーーーー‥
いきなりグイッと腰を掴まれ、ふわっと宙に浮いた私の体。
「ほぇ?」
「行くぞっ」
お姫様だっこをされた私。
小走りに赤い絨毯の上を歩く彼。
舞台上を振り向くと
『行ってらっしゃーい』
って、声を揃えて笑顔で手を振る6人がいた。
ざわざわざわざわ
「花嫁さん強奪?」
そんな物騒な声もボソッと聞こえた。
ーー‥え?え?

