片翼の天使



副会長の素晴らしいお言葉に、ポカンと口を開けてスピーカーを凝視していた私たち。



「あはははははははははははっ!!何て顔してんのよ。2人してー」



優花の笑い声で魂を呼び戻された。




それから3人で、ざわざわざわざわと、いつもより数十倍も賑やかな学校内をぐるぐるした。



やっぱり優花と柚子の人気はすっごくて。

生徒のみならず、一般のお客さんからもお声がかかっていた。

それをいつものように払いのける2人。



「ふふふふふ♪」



楽しいっ



「笑い事じゃないんだよぉ?みぃちゃん‥って、ぇ!!!」



くるっと振り返るなり、いきなり瞳を見開いて驚いた柚子。



「うわぁ‥みぃ、いつの間に?」

「ん?食べる?」



実は、2人がナンパされてる後ろで私も声をかけられてたんです。



「それ、全部もらいもの?」

「うん」

「みぃちゃんって、きっと食べ物に困らないねぇ」



私の両手には、もらった食べ物がいっぱい。

焼き鳥、焼きそば、かき氷、とうもろこし、鯛焼き、いか、きゅうり‥





『ふふふ‥あははははははははっ!!』





3人で、腹筋が壊れるくらい笑いながら屋台や出し物を楽しんだ。






ーーーーーーー‥






時間が過ぎるのは、とてもとても早くて



東にいた太陽は

真ん中を通り過ぎ


だんだんと光の色を変えて傾く。






「着替えに行こう」






もうすぐ



あなたに





会える‥ね?