「みぃちゃん、夏祭り行ーこぉっ」



夏休みが始まって1週間。

毎日のように遊びに来てくれる優花と柚子。


蒼と2人で居たい時もあるけど、やっぱり8人が揃うと楽しいっ。



「夏祭りだよ?夏祭りっ。行くよねー?みぃ」



半強制に聞こえるのは、気のせいですか‥?



「「いーねー」」



美形は笑顔になると眩しっ!



「じゃぁ、みんなで浴衣にしよっ♪」



ノリノリのコウくん。
ん~?コウくんサイズの浴衣って‥あるのかな?



「だってさっ、蒼」



クスクス笑いながら蒼を見る拓弥さん。



「あぁ」



って言いながら、座ってるソファをポンポンと叩いた蒼。

その脚の間に座れってことなのかな?


それを察したのか、するっと手を離してくれた柚子。



私はその長い脚の間にちょこんと座った。

そして、後ろから腰をホールドされる。



蒼に密着してる事がまだ少し慣れなくて、顔は熱くなってく一方だ。



「ふふふ。みぃちゃんの浴衣はぁ、柚子が選んだげるねぇ♪」

「じゃ、私はみぃのメイク頑張るかなっ」

「また俺らのメイク道具、使いなよ」

「だな。夏の新色も揃えとくから」

「海斗~俺サイズの浴衣を作ってくれ」

「いいぜ。蒼っお前もだろ?」

「あぁ。頼む」

「僕らのはあるから‥、タクは?」

「俺も頼もうかな」



なんか楽しそうだ♪


夏祭りって、初めてなんだっ。


わたあめ‥あるかなぁ?