ガララーー‥バンっ
「「「魅っ!!!」」」
シャーーー‥っ
私を呼ぶすごい叫び声と、すごい勢いでカーテンが開く音とがほとんど同時に聞こえた。
「「「…………」」」
私と蒼の姿を確認するなり、口を開けて絶句する3人。
少し遅れて入ってきた拓弥さんは、それはそれは美しい笑顔でーー‥
「蒼?学校でナニやってるのかな?」
それはそれは怖かったーー‥
あ、えと誤解です!
またベッドに寝かされている私。
キスをしていたから、足をベッドに乗せて片手をついてる蒼。
もう片方の手は、私の頭の上で私の両腕を束ねてますけれども。
けして、もにょもにょ‥しようとしてたわけじゃなくって!
えと、えと、
顔が真っ赤になっていくのが分かる。
頭がぐるぐるとフリーズし始めた時‥
『ぷっははははははははははははははははははははははははははははーー‥っ』
ほぇ?
「魅っ顔に出過ぎっ。僕のお腹壊れる」
「お前はほんっと飽きねぇやつだな」
笑い上戸の双子は、こうして腹筋を鍛える。
「魅ちゃんが倒れたーって式中にざわざわしだした時、蒼が大変だったんだよ?」
クスクスと笑う拓弥さん。
‥蒼?
蒼を見ると、ふいっと俯いてベッドから降りていった。
ふふっ。
顔が赤い気がします。
「‥にしても魅。あの男は友達か?」
コウくんが首を傾げながらたずねる。
蒼からは、さっきみたいなピンク色のオーラじゃないものが出始めていた。
「「どの男?」」
「魅を運んだ男!」
「コウが運んだんじゃないんだ?」
拓弥さんがちょっと驚いていた。
「あぁ。魅が後ろに並んでる男の方へ倒れてさ、
“俺が運ぶ”って言ったんだけど、
“同じクラスだから”って‥」
コウくんは、なんだかバツが悪そうに話してくれた。
「‥コウシマ」
蒼が低く“彼”の名を呟く。
と同時に、そっぽを向いたまま私の手をきゅっと握った。
「コウシマっ!?」
瞳をまんまるにして珍しく声を張り上げた拓弥さん。
あ‥そっか。
拓弥さんは、知ってるんだね。
『よーちゃん』
よーちゃんーー‥?
「「「魅っ!!!」」」
シャーーー‥っ
私を呼ぶすごい叫び声と、すごい勢いでカーテンが開く音とがほとんど同時に聞こえた。
「「「…………」」」
私と蒼の姿を確認するなり、口を開けて絶句する3人。
少し遅れて入ってきた拓弥さんは、それはそれは美しい笑顔でーー‥
「蒼?学校でナニやってるのかな?」
それはそれは怖かったーー‥
あ、えと誤解です!
またベッドに寝かされている私。
キスをしていたから、足をベッドに乗せて片手をついてる蒼。
もう片方の手は、私の頭の上で私の両腕を束ねてますけれども。
けして、もにょもにょ‥しようとしてたわけじゃなくって!
えと、えと、
顔が真っ赤になっていくのが分かる。
頭がぐるぐるとフリーズし始めた時‥
『ぷっははははははははははははははははははははははははははははーー‥っ』
ほぇ?
「魅っ顔に出過ぎっ。僕のお腹壊れる」
「お前はほんっと飽きねぇやつだな」
笑い上戸の双子は、こうして腹筋を鍛える。
「魅ちゃんが倒れたーって式中にざわざわしだした時、蒼が大変だったんだよ?」
クスクスと笑う拓弥さん。
‥蒼?
蒼を見ると、ふいっと俯いてベッドから降りていった。
ふふっ。
顔が赤い気がします。
「‥にしても魅。あの男は友達か?」
コウくんが首を傾げながらたずねる。
蒼からは、さっきみたいなピンク色のオーラじゃないものが出始めていた。
「「どの男?」」
「魅を運んだ男!」
「コウが運んだんじゃないんだ?」
拓弥さんがちょっと驚いていた。
「あぁ。魅が後ろに並んでる男の方へ倒れてさ、
“俺が運ぶ”って言ったんだけど、
“同じクラスだから”って‥」
コウくんは、なんだかバツが悪そうに話してくれた。
「‥コウシマ」
蒼が低く“彼”の名を呟く。
と同時に、そっぽを向いたまま私の手をきゅっと握った。
「コウシマっ!?」
瞳をまんまるにして珍しく声を張り上げた拓弥さん。
あ‥そっか。
拓弥さんは、知ってるんだね。
『よーちゃん』
よーちゃんーー‥?

