う゛ーーーーーーーーーーー‥ん‥



「みぃ、うるさい」



う゛~~~~~~~~~~~‥ん‥



「みぃちゃんお悩み中だねぇ」



ふふふと笑う柚子。



う゛~~ーー‥ん



「みーぃーうるさい!」



バコッ



「うっ‥」



強めのチョップを受けたから、とりあえず黙ってみた。



「みぃのお悩みは銀崎先輩の事かな?」



優花がニヤリと笑った。


ふにゅ~‥



「図星か♪」

「図星かぁ~♪」



うりうりとしてくる2人は優しい顔してる。




私は全部を話してみた。



「そーかぁ、みぃもついに恋の季節♪」

「みぃちゃんかーわいー♪」



両サイドからぎゅーっとされて、ちょっと苦しいよ~。



昨日、コウくんにキスされてから、記憶のない私。

気が付いたら、自分のベッドにいた。



きっと、コウくんが運んでくれたんだよね‥?



『好きだっ』



そう言ってくれたのは嬉しかった。

でも、今日の朝‥



『俺、魅と蒼を応援するよ♪』



ってーー‥



コウくんは、私が蒼のこと好きなの‥分かってたんだ。


少しだけ、恥ずかしい気がしました。



「みーいるっ♪」



両サイドで優花と柚子がまだうりうりしてるのに、

今度はおっきいのが
後ろから抱きついてきた。



スキンシップが激しいのは変わらない。




それがちょっとだけ

嬉しかったりするわけで‥。



あ、でも‥

ほっぺにちゅーは直して欲しい‥かな?なんて。



「あー!金成くんだぁ。やっと来たー遅かったねぇ」

「ん~‥なんか、いろいろとなっ」

「んじゃ、練習いきますか!」



楽譜が決まったあの日から、毎日のように唄うようになった。


今はただ、唄うことが楽しいっ!!



「みぃちゃんはやくー」



1人で少しにやにやしていると、

すでに3人は寅じぃの車に乗っていた。


これからまた、柚子のお家で練習します。