帰りもまた

寅じぃさんが待っててくれた。


寅じぃさん‥


『さん』付けると
『お爺さん』みたいに聞こえる?


さんは付けない方が
良いのかなぁ?



なんてぐるぐるしてる私をよそに、車の中はやっぱり騒がしいわけです。


特に‥

童顔's?



座る位置は、行きとほぼ同じ。

海斗と颯斗が入れ替わってるってだけ。



やっぱり‥

颯斗も‥なんだけど、
海斗もおかしい‥。


観覧車の中で何かあったのかな?





ーーーーーーー‥





先に優花の家の前で
優花にバイバイする。



「優花、今日はありがとっ」

「ん。また月曜日ね。みぃ、柚子、5王子」



と手を振る優花。



「あはは。俺ら、そんな呼び方されてんの?」



と笑う拓弥さん。



「あら。生徒会長が筆頭ですけど?」



この2人、すっごい仲良しになったぁ。なんて、1人でニヤニヤしちゃう。



そういえばーー‥

今日は優花の彼氏さんから電話‥ないよね?


私が寝てた時にしたのかな?




続いて、私たちのお家。



「柚子っ今日はありがとう!!すっごくすっごく楽しい誕生日だったよっ♪柚子だいすきっ」



昨日のお礼、
今日のお礼、
親友になったお礼。

ありったけの感謝を、
めいっぱい笑顔に詰め込んだ。



すると‥

柚子は1回車から降りて、私をぎゅーっと抱きしめた。


えへっ♪と可愛く笑いながら。



「じゃぁね、みぃちゃんと5王子っまた月曜日ねぇ~」



見えなくなるまで手を振った。



柚子、ありがとう。
大好きだよっ♪






ーーーーーー‥




さて。


ご飯も済ませ

お風呂も済ませ


もうすでに、26日が終わりを迎えてから10分が経ちました。




さて問題です。



なぜ


なにゆえ


この広ーいお家の


このピンクの部屋


たった1室に


6人全員が


枕を持って


集まっているのでしょう‥か?





え‥とーー‥?