片翼の天使




蒼さ‥ん、に手を引かれてゴンドラを降りると、みんな勢揃いで待っていてくれた。



「みぃちゃん、おっかえり~」



1番に抱きついてきたのはやっぱり柚子だった。


続いて‥



「みっいる~っ、今度は3人でシースルー乗ろうなっ」



って駆け寄るコウくん。

んで、蒼に止められてるの。


ふふふっ



「楽しかったか?」



そう優しく笑って頭を撫でるのは颯斗。



ーー‥あれ?



颯斗がなんか‥

違う気がするーー‥


気のせいかな?



「どした?」

「んーん、楽しかった」



えへへ、と笑って答えれば‥



「そっか」



とニカッって笑って私の右手を取り、歩き出した。



「あー!ずりぃぞ!俺も魅と手ぇ繋ぎたい~!」



とコウくん。



「じゃぁ~柚子は左手っ」



コウくんは



「ん~‥」



と少し考えた後、



「じゃ、俺は背中だなっ」



って、私の背中を押し始めた。


そのまま、ずんずんずんずん出口へ進むコウくん。




速い~


転ぶ~




ーーーー‥こけっ




やっぱり転んだわけで。



私に怪我はなかったんだけれども。

その後のコウくんは、


フクロダタキってやつでした。



やっぱり、みんなと居ると楽しいっ!!


あ、“フクロダタキが”じゃないからね?