後ろを振り向くと……… 金髪でピアスがたくさんついてるお兄さんが立っていました。 「でも恭祐……こいつぶつかって来たんだ。」 「おまえ煩い。……ほら、おまえのせいで涙目になってる。…おい。これやるから泣くんじゃねぇぞ。」 そう言って手渡されたのは、 ストロベリー味の飴。 金髪でピアスの恐いお兄さんにストロベリー味の飴…………… 似合わない………! 「次の授業始まるぞ。早く帰れ。」 「……ありがとうございます。」 小さくお礼を言って教室に向かった。