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「…大地、お前に紹介したい人がいる。ちょっと来てくれ。」




「…」





金髪を靡かせ振り向くと、そこには知らない女性が立っていた。








「彼女は酒井はるこさんだ。父さんなぁ、彼女と再婚しようと思ってる。」









「-っ?!」





俺は驚き、目を丸くしたが、すぐに怒りで顔を歪ませた。








「てめぇ…母さんのこと忘れたのかよ!
母さんがどんな気持ちで死んでったか、お前はしらねぇだろ!」








「大地…落ち着け。」






親父が、俺を宥めようと近付くが、俺はそれを許そうとはしなかった。







「勝手なこと言ってんなっ!
俺はぜってー反対だからな!」








そのまま家を飛び出した。