「ん、なんだ。今はこんなすげーおもちゃついてくんのか」

バクバクとハンバーガーをほおばりながら久修が言う。


「どんなですか」

それに興味を示した夜久が目線を久修の手元に落とした。
そこには旬キャラクターが描かれたゲームのカセットがあった。


「へー。俺らの頃は人形が1つついてくる程度だったのにな。時代の流れか」

俺がしみじみと説明書を皆が言うと久修は大事そうにカセットを抱え上げ
「やらねーぞ……!」
と、俺を睨んだ。

「いや、いらねーよ!」
俺はそんな久修に説明書を投げつけそう言った。