「だからダンクはある意味とても大きな点取り技なんだよ」と、先輩は言った。


「っつーことでお前も大事な役割もってんだから! 精一杯練習しろよ。まぁ、もちろんそれ以外もだけどな」
「ウス!」



そんなことを言えてしまうなんてかっこいいな。
その時、俺は素直にそう思って。

絶対に勝つんだ、自分のために。先輩たちのために。仲間のために。

そんな意志が自分の中でよりいっそ高くなり、胸が熱くなった。



だから、練習も手を抜かずに行ってきた。