――ポツ、ポツ。 「ん、雨?」 急に降ってきた、空からの雫。 それは次第に勢いを増して、瞬時に大雨と化した。 そして、気づいた時には雷がゴロゴロと音を鳴らし始めていた。 「聖楽、早く雨宿りした方がよさそうね」 「う、うん」 お母さんに促され、私は雨宿り出来そうな屋根の下に走り出す。 ……と、その時。 ――ピシャァァァン! 「……っ!」 眩しいくらいにカッと空が光ったかと思えば、次の瞬間、とてつもない程大きな音が勢い良く地上に鳴り響いた。