いつもの日課の裏門までの道。
今日の彼は少しいつもと違っていた。何だか緊張してるみたい。
見た目はいつも通りだけど、今日はキラキラ笑顔じゃなくて真剣にボールを見つめている……。
どうしたのかな?
私が彼のことばかり考えてボーっと歩いていると、お尻に何かが当たった。
「うわぁっ!! ゴメンっ! 今、お尻に当たった!?」
後ろからの焦った声に、お尻をさすりながら振り向くと、そこには焦った顔の彼がいた。
お尻って、もしかして……。
嫌だぁぁぁぁー!
なんで? 彼と話せるチャンスなのに……、せめて他の場所に当たってくれればっ!
よりによってなんでお尻に当たるかな……。
私は恥ずかしさのあまりに、俯くしかない。
「ほんまゴメンな、痛いかったよな? 女の子を泣かすなんて、俺は最低のドジだー!」
黙ったまま俯く私に、泣いてると勘違いした彼が叫びだした。
『な、泣いてないです! 恥ずかしかっただけで、大丈夫だから……』
これ以上注目を浴びたくない私は、慌てて顔をあげた。
「よかった……。あ、俺3組の柴田和樹! 今度絶対に何かお詫びするから!」
私が泣いてないのを確認した彼はいつものキラキラ笑顔でそう言った。
私に笑いかける彼との距離。
推定1メートル……。
今日の彼は少しいつもと違っていた。何だか緊張してるみたい。
見た目はいつも通りだけど、今日はキラキラ笑顔じゃなくて真剣にボールを見つめている……。
どうしたのかな?
私が彼のことばかり考えてボーっと歩いていると、お尻に何かが当たった。
「うわぁっ!! ゴメンっ! 今、お尻に当たった!?」
後ろからの焦った声に、お尻をさすりながら振り向くと、そこには焦った顔の彼がいた。
お尻って、もしかして……。
嫌だぁぁぁぁー!
なんで? 彼と話せるチャンスなのに……、せめて他の場所に当たってくれればっ!
よりによってなんでお尻に当たるかな……。
私は恥ずかしさのあまりに、俯くしかない。
「ほんまゴメンな、痛いかったよな? 女の子を泣かすなんて、俺は最低のドジだー!」
黙ったまま俯く私に、泣いてると勘違いした彼が叫びだした。
『な、泣いてないです! 恥ずかしかっただけで、大丈夫だから……』
これ以上注目を浴びたくない私は、慌てて顔をあげた。
「よかった……。あ、俺3組の柴田和樹! 今度絶対に何かお詫びするから!」
私が泣いてないのを確認した彼はいつものキラキラ笑顔でそう言った。
私に笑いかける彼との距離。
推定1メートル……。
