ミルクティー

…なんとなく、あたしは紗希が気になる。

だって紗希、口には出さないけど侑斗のこと嫌い…ではないと思うもん。

「…莉緒、あの2人のことは忘れて海に入るぞ」

忘れるのはちょっと無理かな…。

じゃなくて!

「海!?今から?え、ちょっと待ってて!浮き輪膨らませるから」

そういうと龍があたし向かって手を出してきた。

「…何?握手してほしいの?」

「ちげーよ。浮き輪貸せ。俺が膨らませる。莉緒じゃ遅いだろーしな」

しっ失礼なっ!浮き輪歴、何年だと思ってるの!16年なんだよ?(←莉緒は10月生まれ)

「いいよっ、自分で出来るから」

「いいから貸せ」

そういって、あたしから浮き輪を奪うと膨らませた。