「分かんないよ?茉莉だって恋くらいするでしょ♪」 恋、ねぇ…。 よく分かんないや。 高校に入ってから、好きな人とかいないし…。 「あ、先生来たからまたあとでねっ」 綾乃はそう言って、自分の席に戻っていった。