目が覚めると僕は檻の中にいた。


檻といっても学校のグラウンド5個くらいの広さがある。


人は僕の他に数百人、鏡見てニヤついてる奴もいるし、仲良く手をつないでる奴もいて、本読んでる奴もいる、いかにも偉そうな奴もいる。



僕は自分のポケットに小さなノートが入っている事に気付いた。


1ページ目には大きな字で

会話及び全ての言動を禁ずる

と書いてあった


改めてまわりを見渡すと誰一人会話をしている人はいない。


僕は白い紙に文章を書いてニコニコしている二人組を見つけた。


僕はそいつらの紙とペンを取り上げ

ここは何処だ?

と書いた。


その子は僕にすぐに返事を書いた


すぐに気に入るわ!


続いて僕が


なぜ会話が禁止なんだ?

と書いた


またすぐにその子は返事を書いた


あんたノート見てないの?それが常識なのよ。


僕は紙とペンを返しその場を去った