「…ｱﾙﾊﾞﾑ？」
『や、あ…っと。
とーやｸﾝからｱﾙﾊﾞﾑ、ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄだって…』
怪訝そうに顔をしかめたﾐｽﾞｷｸﾝに。
しどろもどろになりながら。
慌てて説明を付け加えた。
「…とーや、から…？」
“ん〜？”と考える顔をしたかと思ったら。
「あぁーｯ!!“ゆずﾁｬﾝ”だ!!」
驚いた声に笑顔が混ざって。
指を差された。
「俺らのｺﾄ、めっちゃ語ってくれたって聞いてるよ」
“ｺｺじゃ暑い”って。
ﾐｽﾞｷｸﾝは日影に積んである木箱に座った。
『語った、なんて言われると恥ずかしいです…。
私、とーやｸﾝと2sbBに繋がりがあるなんて知らなくて』
「…繋がりって言うのか？ｱﾚは…」
あれ？
このｾﾘﾌ、どこかで聞いたことあるような…。
