初めて行った君の家。 初めて喋った君のお母さん。 思ってた通り、すごく優しい人だった。 「この子のことよろしくね。」 って、私のほうがよろしくお願いしますなのに。 リビングの本棚に、鬱病に関しての本がたくさん。 あぁ、やっぱりそうなんだ―…ってものすごい実感した。 君の言っていたことを信じていなかった訳じゃなくて、ただ私が信じたくなかっただけ。