ダダダダダッ バンッ! 「涼介!起きろー!」 「くかー…くかー…」 部屋に散らばった漫画。 閉めきったカーテン。 ぐちゃぐちゃの制服。 部屋の隅には封の開いていないたくさんの手紙。 たぶんラブレター。 そしてベッドの上には一人の少年。 「涼介…今日はひどいぞオマエ…」 ボッサボサの髪の毛。 よだれ垂れてる口。 よれよれのジャージ。 「寝てる人に言ってもしょうがないよ亮太、」 「そうだね…(笑)」