海の家の中は真っ暗で 月明かりだけが 唯一の明かりだった 中に入ろうと、 足を出したとき 「南…………」 暗闇の中に、悠がいた 「悠………なんで、、」 驚く私に、 「南と過ごした夏を思い出したくて………」 今日初めて 悠が笑ってくれた 「ウゥ………ヒック……」 「み、、なみ、、」 「バカ、今日で終わりなのに……何で無視するのよぉ………」 我慢していた涙が溢れ出す 「南、、、南…ごめん、泣かないで………」 悠は泣く私に キスをした………