「絵美は何やってんだ?」


「毎日来てるの。いつかは有希に会えるかなー?って思って。」


「ふーん。」


「ねえ、有希。絵美、隣に座っていい?」


「座れば?」


「マジ?超嬉しいんですけどー。」


「はいはい。図書館なんだから静かにな。」


「うん!」


結局、

絵美とデートしているような感じ。

絵美の家庭は、

かなり複雑らしいし、

淋しがり屋なのかもしれない。


「なあ。」


ボクは、

コソコソ話で話しかけた。