ボクは誰?

しかも今回はそれだけじゃない。

レズビアンとして見られてしまい、


『変な人』『変わってる』『変態』


そんな陰口をたたかれるようになった。



そんな空気を作った、

諸悪の根源である絵美は、

全く気にせずにボクのところに来る。


「有希。おはよ!」


「おはよう。」


「何でそんなにそっけないの?絵美、超淋しーんだけど。」


「うるせーな。ほっといてくれよ。」


クラスの奴らが、

ボクと絵美を見て、

ヒソヒソと話している。



やがて、

ボクはクラスの奴らがいなくても、

頭の中で、

ヒソヒソ話が聞こえるようになってきた。