ボクは誰?

「おーい!高橋も入れよ!」


「ああ。そうだな。」


ピチャン…


火照った体に、

足元からひんやりとした感覚が走る。


「史佳。ここに座ろうか。」


「うん。」


ちょうどいい高さの岩があった。

ボク達はそこに座り、

じゃれあってる雅史と晃を見ながら、

他愛もないおしゃべりをした。


史佳は、

時々足をバタバタさせて、

水と遊びながらだった。



時間よ、



このまま止まってくれ。