♂GAME♀

体より、心を求めてくる。
体より、心をくれる。

だから、輝との関係に不安はなかった。

『……とは言え、綾香を喰っちゃいたい自分もいるんだけどね』

聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で呟かれ、全身に緊張が走る。

『ひ……輝がしたいなら、いいけど……』

例え体の関係を持っても、輝だけは変わらないって自信があった。

体だけの関係にはならない自信があったんだよ。

『とりあえず何か飲む? 確か冷蔵庫にビールが……』

そう言って私から離れ、冷蔵庫を覗き込む輝。

もしかして、輝も……?

『緊張、してるの?』

私と同じなの?

『そりゃ、するよ…… ガッカリさせたくねーし』

恥ずかしそうに、またもや小声。

そっかそっかぁ。
輝も緊張したりするんだー。

可愛い所あんじゃん。

『笑うなっつの』
『わ、笑ってないってば!』

笑ってないけど、ついニヤニヤしちゃうんだよねぇ。

ヤバイヤバイ。
変態みたいだ。

『とりあえず飲んだら? せっかく泊まるんだし』

差し出された口の開いたビールを受け取り、喉に流し込む。

とりあえず飲まなきゃ、平気な顔していられない。
緊張でトイレも行きたくなってきたし~!!