♂GAME♀


一つ深呼吸をして、輝は空を見上げた。

『両親の事は、いつか自分で調べるよ』
『自分で?』
『何を知っても動じない位、強くなったら……かな』

雲の切れ間から、太陽の光が差し込む。
眩しい程の日差しに照らされ、輝が笑った。

柔らかそうな細い髪がキラキラと……
思わず魅入ってしまった。

『つか、凄いな、占いって!』

と突然、興奮気味に立ち上がる輝。

『性格とか当たりすぎじゃね? 内心ビクビクしてたし』

あ、あぁ、臆病とか言われてたっけ。

言われてみると、意外と臆病な所があるかも。

って事は、私達の相性も、一応信じちゃっていいわけだ。

うん。
元気が出てきた。

『ま、こんな俺だけど、適当によろしく』
『う、うん。 こちらこそ……』

「適当」?
適当って言われても、意味わかんないんだけど……

『さて、クイズもあるし、先を急ぐか!』

ニィっと照れたような笑みを見せ、私の手を取る。

『参加するには、きっちり賞品もらってかなきゃな』

開き直りの早さも天下一品。

ま、こんな輝だから好きになったんだけどね?

『とりあえず、乗り物は制覇しようぜ? そしたら、ヒント見なくても自然にクリアだし』

暗い話題も、一瞬で笑顔に変える。
本当に、凄い人だと思うよ。

『んじゃ、まずは私の好きなジェットコースターからね!』
『おー、いいね~』

嬉しそうに肩を抱き、無邪気に笑う。
そんな笑顔を見てると、私まで嬉しくなるよ。

ずっと、隣で笑っていてくれたらいいな……?