『次に綾香さん』
と名前を呼ばれ、ついつい背筋を伸ばし、かしこまってしまう。
輝の性格も当たってたんだもん。
何言われるのか、かなり緊張するよ。
『貴方は、自分の考えをしっかり持っている芯のある人です。 普段は融通が利くものの、こうと決めた場合には相手の意見は耳に入りません』
……うん、そうかも。
確かに、頑固かも知れない。
『何事も、決めたら最後。それを途中で曲げずに完結させないと気が済まないタイプです』
恐いな、占いって。
そんな事、どうしてわかるんだろう。
確かに、スッキリさせないと気分が悪い。
輝とのゲームだって、未だに後味悪いなぁって思ってるもん。
『貴方が注意するのは、目標を失った時。 誰よりも無気力人間になってしまいますから、常に目標を持って前進あるのみです』
私と輝の性格。
ほとんど当たってた。
お互い、全く違う性格だけど、付き合っていける?
ちゃんと仲良くやっていけるかな……
『二人の相性ですが、とても良いですね』
『……え!?』
思いもしなかった答えに驚き立ち上がると、その弾みで椅子がガタンと倒れた。
『危ねーな……』
呆れながら、椅子を直す輝。
こんな私が輝と上手くやっていけるなんて、嘘みたい。
『心配しなくても大丈夫ですよ?』
占い師さんもクスクスと笑う。
『真逆の性質を持っている二人なので、お互いにない部分に強く惹かれ合っています。 何か新しいものを生み出す事が出来る、発展性のある二人ですよ』
うわぁ……
何か、すごい嬉しい!
『初対面から、お互いが惹かれ合っているのだと思いますよ』
初対面から……
確か輝は、一目惚れだとか……
『あ…… ありがとうございました』
ヤバイ。
嬉しすぎて、顔が緩んじゃうよ。

