午後1時を過ぎた頃。
昼には満員だったレストランが空いてきて、ようやくお昼にありつく事が出来た。
オムライスとハンバーグを頼んで、輝と半分ずつ食べた。
卵はトロトロで、ハンバーグのソースは本格デミグラス。
本当、ずいぶん待ったかいがあった。
『美味しかったね』
会計を済ませ店を出てから、輝に言う。
『欲を言うなら、ドリアも食べてみたかった』
『相変わらず大食漢なんだから……』
その細い体の何処に入るのか、いつも驚かされるよ。
ハンバーグもオムライスも、ほとんど食べたくせに。
『ねぇ、見て綾香』
『え?』
突然、輝が私の手を引いて、レストランから離れた所に向かう。
そこには紫の小さな建物があって、ステンドグラスの綺麗な扉があった。
『占いだって』
『占い?』
あ、本当だ。
扉の前に小さな立て看板がある。
『輝、占いとか信じてる?』
『信じるもなにも、占った事ないよ』
『あ、そうなんだ』
興味津々みたいだったから、好きなのかと思った。
『占ってみる? 相性……とか』
いや、なんか照れるな。
相性を見たいなんて、マジで照れ臭い。
『いいよ。 俺もちょっと興味あるし』
良かった。
断られなくて……
ってか、相性バッチリとか言われたら、かなり嬉しいんだけど!
ニヤニヤしちゃいそうで、ヤバいんですけど!!

