僕等の透明な夏


佑人は視線を落とす。

『こ…怖くないよ!…だけど…、消えちゃうの…?』

「……」

『嫌!』

目から涙が溢れてくる。

あたし…なんでこんなに泣いて……

「大丈夫」

佑人の手があたしの背中をさすった。

幽霊なのに温かい…。