「キャッチボールしよ!」 『…え?』 振り返ると、小学生くらいの男の子がいた。 野球のユニフォームを着て、ボールとグローブを2つ持っている。 帽子を深く被っていて顔がよく見えない。 「小夏のグローブはこれ!」 『どうしてあたしの名前…』 男の子はあたしにグローブを渡すと、にっと笑って走っていった。