僕等の透明な夏


「三食分作ってくれたの?やった!」

佑人は嬉しそうだ。

あたしまでつい笑顔になる。

「食べてい?」

『美味しくないかもだけど…』

佑人は卵焼きを箸でつまみ、それを頬張った。

「うま!」