僕等の透明な夏


あたしはバットを耳の横に構えた。

そして重いバットを力いっぱい振る。

『えいっ!』

振り終わりと同時によたよたと壁にぶつかった。

佑人はあんなに軽やかに振ってたのに…。

「ははっ」

窓の淵に座って佑人が笑っている。

『な、なに!』